村上貴彦

収入>支出

収入が支出よりも大きければ、お金に困ることはありません。

それが生涯続けば、一生、お金に困らないということになります。

そんなことは分かっているし、今の時点では、収入の範囲内で生活している、と思ったかもしれません。

そりゃ、そうですね。

では、もう少し詳しく見てみましょう。

収入(入ってくるお金)=支出(出ていくお金)+「?」  

収入の範囲内で生活しているとすれば、

収入でも支出でもないお金があるはずです。

そのお金をあなたはどうしていますか?

「?」は収入でも支出でもないお金です。

このお金をただの余りと思っていませんか?

また、収入は自分以外からあなたの元にやってくるお金です。

言い換えると、支払う相手がいます。だから、あなたは完全には好きなようにすることはできません。収入はあなたが完全にはコントロールできないお金です。

それに対して

?と支出はあなたが完全にコントロールできます。

?を あなたは何と呼んでいますか?

一番大切なのは、そのお金です。

「未来預金」

ダイレクトマーケティングの世界的権威であるダン・ケネディはそれを「未来預金」と名付けました。

私を救ってくれたのは、「未来預金」です。

未来預金を積み上げることで、人生はより良いものになります。

なぜ強くそう言えるのか?

私 村上貴彦は2007年に個人事業主として、建築設計の事務所を開業しました。

開業したての頃は、本気で、「お金を軽く扱うのがいい生き方」だと考えていました。

完全にお金を敵に回した生き方をしていました。

当然、収入は乏しく、事業主なのに仕事がない状態でした。

2016年から、建築設計だけではなく、建物を診断する業務を行い始めましたが、収入を大きく改善するまでには至りませんでした。

そうした中、2017年から2つのことを実践しました。

1つは、先にお伝えした「未来預金」の実践です。

もう1つは、知人から教えてもらった支出(出ていくお金)を仕分けして、上限以上使わないことです。。

どちらも単純、簡単なことです。

お金はシンプルを好みます

そんなことで、何か変わるのか?と思いつつも、藁にもすがる思いで、自分にあった方法を試行錯誤しながら実践し、改善を繰り返しました。

最初は少しずつでした。それでも2020年頃から収入は大きく上がりました。また単に上がっただけでなく、仕事の繁忙閑散の波がなくなり、条件の良い仕事に集中できるようになりました。

その後、さまざまなお金に関する本を読みましたが、「未来預金(大切なお金)」を一定割合、最初にとっておくこと、や支出を限られた金額の中でやりくりすることを否定するものはありません。骨子だけを見れば、どれも同じです。

世界的な名著である「バビロンの大富豪」も「金持ち父さん 貧乏父さん」も最近の日本の著書である「お金の大学」やファインシャルプランナーの著書も、この点では特に差はありません。

仮に著者の志向に差があったとしても、読んだ人が実際に取り組むことのできる行動が変わる程の差はありません。

結果は行動次第です

情報よりも行動、実践が金回りの改善には効果的です。

お金を敵に回した生き方は地獄です。

なんの成長もなく。

自分に自信がもてないので、好きな人に好きとも言えず。

ただただイライラするだけの毎日です。