物の整理って、意外と難しい
物の整理って、案外うまくいかないものです。
「片付いてはいるけれど、使いにくい」
「手元にあるけれど、ごちゃごちゃしている」
こんな中途半端な状態、経験ありませんか?
私が求めていたのは、
**“仕事で使うものがすぐ手に届く、かつ整理されている状態”**でした。
その理想を形にしようと、2024年11月、私は自分でPC台を作ってみたのです。
なぜ「買う」ではなく「作る」を選んだのか?
家具を買えば簡単です。
しかもニトリに行けば、「お、ねだん以上。」のクオリティで、十分に使えるものが見つかります。
それでも私は、わざわざ時間とお金をかけて「自作」を選びました。
理由はシンプルです。
既製品では、自分に合うものがなかったから。
ニトリのすごさと、自分にはできないこと
ニトリがなぜあれほどの価格と品質を実現できるのか?
理由は明確です。
- 製造から物流、販売、ITまで一貫して自社で担う体制
- 徹底したコスト管理と品質管理
- 顧客フィードバックを活かした商品開発
- 地域密着とニューファミリー層への徹底的なフォーカス
正直、素晴らしい戦略だと思います。
でも、個人や小規模事業主がこれをそのまま真似できるか?
…無理ですよね。
小さな事業者が取るべき戦い方
だからこそ、私たちは違う武器で勝負する必要があります。
その武器とは——
「自分にしか作れないものを、自分でつくること」
D2C(Direct to Consumer)ブランドの台頭がそれを証明しています。
商品に込めた想いや、背景にあるストーリーを、
ECやSNSを通じて直接顧客に伝えられる。
これこそが、大企業には真似できない強みです。
でも、D2Cにも弱点がある
もちろん、D2Cには課題もあります。
- SNS広告に依存しすぎると、すぐに赤字に
- リピートがないと、ビジネスが続かない
- LTV(顧客生涯価値)設計を間違えると、広告費に飲み込まれる
つまり…
「一度売って終わり」ではなく、
「お客様との関係を深めていくこと」が極めて重要になってきています。
あなたは最近、誰とやりとりしましたか?
ここで、ちょっと問いかけさせてください。
- 最近、どのお客様とよくやりとりしていますか?
- 商品やサービスを購入してくださった後、連絡をとったのはいつですか?
もし、すぐに思い浮かばなければ、
それは「チャンスを逃している」状態かもしれません。
家具づくりから学んだこと
私は家具を作りながら、ある気づきを得ました。
「この作業、楽しいな」
反応を見ながら、試してみて、また改善する。
ビジネスも、本来はそうあっていいはずです。
「顧客リスト」と構えるよりも、
「話しかけやすい人」にもっと話しかけて、
その反応を見て、また喜んでもらえるように動く。
それでいいのではないでしょうか?
最後に、あなたに問いかけたい
あなたにしか作れないものは、何ですか?
今すぐ完璧である必要はありません。
むしろ、不完全なままでも、始めることの方が大切なのだと思います。
その一歩が、
あなたにしかできないビジネスの始まりになるはずです。
まとめ
「作る」ことを、もっと身近に。
そして、「届ける相手」を、もっと明確に。
この視点を持つだけで、あなたの事業は、きっと変わります。

愛知県春日井市 在住
1973年3月10日生まれ